▽ UTF-8ブラウザ別対応状況 ※このホームページはUTF-8で記述されています。

UTF-8ブラウザ別対応状況(ハングルの場合)



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UTF-8は多言語を表現するために用いる文字コードで、ユニコード(Unicode)の一種です。多言語ですから、ハングル文字(韓国語)やキリル文字(ロシア語などに用いられています。例えば、「Здравствуйте !」は「こんにちは」の意味です。)、ギリシャ語なども含まれます。ただ、キリル文字やギリシャ文字はShift_JISにも存在しますので、ここではUTF-8でのハングル文字(韓国語)の対応状況を調べてみます。

少し余談になりますが、韓国ドラマ「冬のソナタ<겨울연가>」(チェ・ジウ<최지우>さん、ぺ・ヨンジュン<배용준>さん主演)がShowTimeなどのインターネット・ストリーミング放送やNHKなどで放送されて、冬ソナ・ブームで、韓国語学習熱が今までになく主婦層にも広がっているらしいですから、今後、ますます日本語と韓国語が入り混じったサイトに出くわす機会は増えていくと思います。

次の文字: 「안녕하십니까」(アンニョンハシムニカ = 「こんにちは」の意味の韓国語)及び「감사함니다」(カンサハムニダ = 「ありがとうございます。」の意味の韓国語。「カンサ」は「感謝」の韓国語読み。似ていますね。)が正しく表示されるかをテストしてみました。ちなみに、このページはUTF-8で記述されています。あくまでも、本文に韓国語が含まれている場合のテストです。タイトルに韓国語が含まれている場合、下の結果と違って、かなりの環境で「??」と表示されました(タイトルに韓国語が含まれているケースでのテスト結果はこちら)。

なお、韓国語の入力には、こちらのハングル文字WEB入力システムを使っていただければ、簡単に入力できて便利かもしれません。Windows版Internet ExplorerやMacOS10.3のSafariなどで動作確認しています。


▼ ハングル文字(韓国語への)ブラウザ別対応表(UTF-8の日韓混合文ページで)
WindowsXPInternet Explorer6.0まったく問題ありませんでした。
Opera7.23
Netscape 7.0
Netscape 4.75設定が必要。Netscapeでは言語ごとにフォントの設定ができるようになっていて、日本語ならこのフォント、韓国語ならこのフォントというふうにできます。Microsoft Office2002をインストールしている環境であれば「Arial Unicode MS」というフォントがインストールされているはずです。もし、インストールされていない場合は手動でOfficeのCDから追加インストールしてください。

Netscapeの「編集」→「設定」で、一番上の「表示」という項目の中にフォントという項目があります。そこで、「Unicode」を選択し、フォントは「Arial Unicode MS」を選択します。

WindowsXPの場合(Windows2000も?)には、「Font Link 機能」というものによって、「MS ゴシック」の指定でもOKのようです。デフォルトで、プロポーショナルフォントは「MS P ゴシック」となっていると思いますが、これを「MS ゴシック」にすればOKということです。


WindowsMEInternet Explorer5.5まったく問題ありませんでした。
Opera7.23
Netscape 6.01
Netscape 4.6設定が必要。Netscapeの「編集」→「設定」で、一番上の「表示」という項目の中にフォントという項目があります。そこで、「Unicode」を選択し、フォントは「Arial Unicode MS」(Office2000からカスタムインストールすると入れられます。)を選択します。

WindowsMEの場合には、「Font Link 機能」がないためか、「MSゴシック」の指定では駄目でした。「Arial Unicode MS」のような多言語表示可能なフォントを指定する必要がありそうです。


Windows98Internet Explorer5.01まったく問題ありませんでした。※1
Opera7.23まったく問題ありませんでした。
Netscape 6.01
Netscape 4.6設定が必要。Netscapeの「編集」→「設定」で、一番上の「表示」という項目の中にフォントという項目があります。そこで、「Unicode」を選択し、フォントは「Arial Unicode MS」(Office2000からカスタムインストールすると入れられます。)を選択します。


※1 記憶が定かでないのですが、IE5.01の場合、韓国語のフォントを最初にインストールしなければならなかったような気もします。Mircosoftのサイトからダウンロードが可能です。手順は、Yahoo! Japanのまとめたページが参考になると思います。

MacOS10.4.1
(Tiger)
Internet Explorer5.2.3 基本的には問題ないのですが、ハングルが行の折り返しに来ると文字化けします。tableタグなどで単語の途中で改行されると正しくレンダリングできません。文字化けパターンのサンプルはこちら

日韓混合文の場合、文章を工夫することで、行の終わりにハングルが来ないように、来るとしても単語の途中で切れないように、文章の微調整が必要かもしれません。なお、この文字化けはUTF-8でハングルを扱う場合にのみ顕現する問題であり、EUC-KRでは発生しません。EUC-KRでのサンプルはこちら(こちらなら、Mac版IEでも文字化けしないはずです。)です。

Safari2.0まったく問題ありませんでした。
Opera8.0.1
Opera7.5.3
Netscape7.1
Netscape7.02
Firefox1.0.4
Camino0.8.4
シイラ1.0
Mozilla1.7.8
OmniWeb5.1

MacOS10.3.9
(Panther)
Internet Explorer5.2.3 基本的には問題ないのですが、ハングルが行の折り返しに来ると文字化けします。tableタグなどで単語の途中で改行されると正しくレンダリングできません。文字化けパターンのサンプルはこちら
Safari1.3まったく問題ありませんでした。
Opera8.0.1
Opera6.0.3
Netscape7.1
Netscape7.02
Firefox1.0.4
Firefox0.10.1
Camino0.8
シイラ0.9.3

MacOS10.2.8
(Jaguar)
Internet Explorer5.2.3 基本的には問題ないのですが、ハングルが行の折り返しに来ると文字化けします。tableタグなどで単語の途中で改行されると正しくレンダリングできません。文字化けパターンのサンプルはこちら
Internet Explorer5.2.2
Safari1.0.3まったく問題ありませんでした。
Opera8.0.1
Opera7.5.3
Netscape7.1
Netscape7.02
Firefox1.0.4

MacOS9.2.2Internet Explorer5.17基本的には問題ない※2のですが、ハングルが行の折り返しに来ると文字化けします。tableタグなどで単語の途中で改行されると正しくレンダリングできません。文字化けパターンのサンプルはこちら
Internet Explorer5.0
Internet Explorer4.5 Internet Explorer4.5でも表示可能というのは、ある意味感動でした。後継のIE5.0や5.1.7では発生する文字化け(上記参照)もなぜか起きません。逆に言えば、Mac版IEは進化する中で、新たなバグが生じたということでしょうか?
Netscape7.02 全く問題ありませんでした。
Netscape 6.1
Netscape 4.7まったく問題ありませんでした。※2
Windows版のネットスケープ4.Xでは、上述のように設定が必要でしたが、Mac版では初期設定で問題ありませんでした。逆はあっても、Mac版のみOKというのは珍しい事象だと思います。

※2 Classic環境の場合は、標準ではハングルの表示はできませんでした。「Mac OS 9 Install CD」を使ってハングルのフォントをインストールする必要があります。手順をこちらにまとめした。

以上のことから、UTF-8での日韓混合文に全く対応していないブラウザは、調査した限りでは、存在しませんでした。フォントのインストールがあらかじめ必要な場合もいくつかありましたが、フォントの設定をブラウザ側で必要としたのは、Windows版ネットスケープ4.Xのみでした( これは、「私の記憶によれば」という前提になります。忘れているだけで、以前に何らかのフォント設定をしたブラウザもあったのかもしれません。)。

いずれにせよ、上で紹介したような設定変更はユーザー(サイト訪問者)に設定変更を強いることになります。これはかなり面倒なことであり、できれば避けるべきでしょう。

それよりは、ハングルの部分だけHTML内でフォントを指定してあげるのが良いかもしれません。「<font face="Arial Unicode MS">안녕하십니까</font>」とすることで、Netscape4.Xのデフォルト設定でもハングル文字の表示ができました。(Arial Unicode MSの存在しない)Macでも、このフォント設定で文字化けが発生することはありませんでした。ただし、「<font face="MS ゴシック">」は試していませんが、UTF-8で全角文字(日本語)のフォント名を指定すると、何らかのブラウザで他のトラブルがありそうなので、避けたほうが無難かもしれません。とくにスタイルシートをcssファイルとして外部ファイル化すると、トラブルがありそうな気がします。時間があれば検証してみたいですけど、今は調べていません。

このように、UTF-8を採用することにより、日韓混合文のホームページを作成することは可能です。(ただし、これは本文で日韓混合文を作成する場合に限ります。ページタイトルにハングル文字を混ぜると、かなりの確率で文字化けします。詳しくは、こちらを参照してください。)

実は、UTF-8だけでなく、Shift_JISやEUC-JPで日韓混合文のホームページを作成することも不可能ではありません。次のページで扱う「数値文字参照」という方法を使います。



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