えば、フィルタリングソフトあるいは同サービスの中にはログ保存機能などがあるものが多いです。子供(生徒)がインターネットにアクセスしている際に、問題のあるサイトがあった場合に、そのURLなどを記録し、親(先生)が後からそのURLをチェックするためのものです。確かに便利なのですが、例えば子供がアダルトサイトにアクセスしていることが分かったとして、親(先生)としてどうするかも、導入前に考えておきたいと思います。そうでないと、ただ動揺したり、あるいは説教するだけで終わってしまいます。 これが正解です、と言えるほどのことは私も持ち合わせていませんが、以下のようなことを私なりに考えてみました。皆さんにも、参考にしていただければ幸いです。
アダルトサイトを見ることがどのように子供の人格形成に影響するのかを説明できない状態で、フィルタリングソフトを導入してそのようなサイトを見せないようにすることは、単なる「いじわる」に過ぎないことになってしまいます。なぜ、出会い系サイトにアクセスしてもらいたくないかを親として、教師として、説明できなければなりません。 その上で、万が一、子供(生徒)がそのような有害サイトにアクセスしていることがログ機能で分かったとして、どのように対応するのかも事前に決めておいた方が良いのではというのが「3」です。どのように対応するかは、各家庭や学校の事情に寄るところも大きいでしょう。また、例えば、出会い系サイトへのアクセスがあったからといって、それですぐに子供を叱ってたら、子供がかわいそうというケースもあります。例えば、出会い系サイトからのスパムメールが頻繁に着ます。頼んでもいないのに勝手に送られてくるスパムメールが届いて、訳も分からず、とりあえずメールに書かれたURLをクリックしたら出会い系サイトだった、ということはありえない話ではありません。 仮に、スパムメールに書かれたURLが出会い系サイトのものだと分かってクリックしていたとしても、年頃の子供ですから、そのようなことに関心を持ち、思わずクリックしてみたということは、十分にありうる話でしょう。そのような「出来心」に対して、大人が過剰反応してしまうと、子供は、怒られるのが怖くて、インターネットできなくなってしまいます。よく分からずにクリックしたら、有害サイトで、フィルタリングサイトのメッセージが表示されて、「いつ親(生徒)に怒られるか分からない状態で、びくびくして暮らす日々」は、想像しただけでかわいそうです。 また、次ページで説明しますように、フィルタリングサイトでは、有害さとでないサイトを有害サイトであると誤認定する場合があります。 ですから、私なら、子供に、「仮にそのような有害サイトへのアクセスが2・3あっても大丈夫だよ。」ということは事前に伝えておきます。一日に何十も有害サイトへのアクセスを試みていることを示すログが表示されているなら別ですが、また、何日も連続で、有害サイトへのアクセスを試みていることを示すログが表示されているなら別ですが、ある程度の自由は与えてあげないと、子供が窮屈で仕方ありません。 また、明らかに問題兆候のあることが分かって、子供を叱る必要が出てきたとしても、子供を頭ごなしに叱るのではなく、なぜ親(教師)としてそのようなサイトにアクセスして欲しくないのかを説明した上でないと、教育にならないと思います。つまり、「2」のフィルタリングソフト導入の理由の説明は、導入前と導入後と両方必要になってくると思われます。 有害サイトへのアクセスがどれぐらいの頻度で行われた場合に、子供に問いただすことにするかは、それぞれの環境や教育観などで違ってくると思いますが、フィルタリングソフト導入前に、対応策を考えておくことは必要と思います。 次ページでは、フィルタリングソフト導入にあたってしばしば問題になる、ブロック漏れや、その逆の過剰規制の問題を取り上げます。 |
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